第309回あいテレビ放送番組審議会 議事録
開催日 | 2023年7月 5日(水) | 出席委員数 | 8名 |
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委員長 | 三浦 征紀 | ||
委員 | 森本 三義(副委員長) 二神 透 高桑 リエ 白石 久美 中島 珠実 山本 亜紀子 太田 裕之 |
議事 |
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6月10日(土) 午後4時00分~4時54分放送の 『ダイドーグループ日本の祭り 鹿島の櫂練り』について審議しました。 放送内容において不適切な表現や問題はなく、 感想や意見が中心となりました。 委員から ・北条鹿島の櫂練りについて、鹿島という島の位置、神社の歴史と神事としての 櫂練りの起源、保存会の歴史と存在、更には櫂練りの現在の存亡の危機についての 説明などが丁寧になされていて理解できた。 ・上空からの映像が美しく、それにふさわしい音声が加わっていて、特に ナレーションと編集はまとまりが良くて視聴して分かりやすく心地良かった。 ・櫂練りに使う道具の説明、神輿の御船の渡御の説明も分かりやすかった。 ・地域の祭りの存在と運営には、どこの地域も人口減少や高齢化、更には絆の希薄化 などから大変な苦労があるが、北条地区の櫂練りも同様であることを知った。 そのような中で、保存会を中心にベテランと若者が親交を深めつつ、伝統の継承の ために世代を超えて続けていきたいという意気込みを持って、努力している姿を、 準備から実行まで細かく時系列に取材し分かりやすく伝えていた。これは北条地区 の方々はもちろん、視聴者にとっても感動を与える有意義な放送だった。 ・踊り子の育成のために努力する父親の姿、それに応える娘さんの姿が軸に なっていた。従来の伝統は男の子が踊り子だったが人材不足から指導者である父親 が自分の娘を踊り子に選ぶ。その際の周囲に対する気遣いや葛藤、心労について皆 に吐露した場面は感激した。 また、伝統の継承と存亡の危機の狭間のこの決断に、保存会の人も理解を示した 場面では感動と応援したい気持ちになった。 などの感想や意見がありました。 |