高橋浩由の「スポーツ素敵に隠し味」

2020年05月12日(火)

No Rain , No Rainbow 

新型コロナ。

この11日からいろいろ緩和方向へ向かい始めた日本、愛媛。

もう大丈夫?気にしない?マスクもそろそろ過剰反応?

なにか心に「迷い」が生じ始めたこの頃の出来事―

  *      *      *

コンビニのレジで並んでいた。

真後ろの男性が 咳を2回した。

マスクをしていた人だったか・・・確認したいが振り向けず。

思わず呼吸が浅くなる。

    *        *       *    

車を運転中に交差点で右折待ち。

直進の対向車の運転手の、マスク着用率の低さに見入っていた。

後ろの車にクラクションを鳴らされた。

   *       *      *

スーパーの入り口に除菌用スプレーがあった。

使おうと思ったら空だった。

自分の車の扉を開けるのを一瞬ためらった。

   *       *      *

ロードバイクで通勤の帰り、

高齢女性の乗る原付バイクに追いついてしまった。

しばらく追走すると、女性はヘルメットの中でマスク無し。

思わず前に出て、逃げ切った。

   *       *      * 

あげればどんどん出てくるが、

このマインドセット激変には自分でも驚く。

ただ、戦う相手はウイルスであり、人ではないことを肝に銘じる・・・。

                  

No Rain, No Rainbow

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(wake-beach sunset,matsuyama,Ehime Pref.)

2020年03月11日(水)

2020 for 第100回大会 えひめ楕円の青春 ③99年決勝

「花園」が、第100回を迎える2020年。

その歴史を支えてきた全国の歴代の高校ラガーマンたち。

愛媛でも、青春の日々を楕円球に捧げ、

その集大成「花園予選」では、

むき出しの闘志を解き放ったラガーマンたちがいた。

その「決勝戦」の生中継番組で、
私、高橋が実況を担当させていただいた
24年間の頂上決戦を振り返っていく。

4回目の今回は、「99年」の決勝戦。

では、キックオフ!

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99年の高校ラグビー界では、

まず新人大会で新田が優勝したものの、決勝戦は

〇新田 22-20 松山聖陵  と大苦戦。


さらに春の四国大会県予選でも新田が優勝したものの、決勝戦は

〇新田 26-12 松山工  と後半逆転したものの、苦戦。


それでも6月の県高校総体(10人制)では、決勝戦で

〇新田 43-0 松山聖陵  と圧倒。

その結果、秋の全国高校ラグビー大会県予選は

第1シード新田、第2シード松山工、

第3シード松山聖陵、第4シード松山城南を軸に大会は進み、

決勝では 1シードと第3シードが 花園切符を争いました。

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県総合運動公園で行われた全国高校ラグビー愛媛県大会決勝

新田 対 松山聖陵戦。


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新田のキックオフで始まったこの試合、

前半4分、相手ボールを奪った新田は、ブラインドサイドから山本が突破。

そしてウイング渡部にボールを繋ぎ、渡部はキック。

このボールを福田が取って、中央にトライ。 

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新田が先制します。


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この後、両チーム互角の戦いを繰り広げますが、

前半25分、新田はフランカー若松の個人技でトライ。

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ゴールも決まって、新田が14対0とリードして前半を折り返します。


後半に入っても新田の勢いは衰えず、

強烈なハンドオフから右隅に飛び込んだのは、山本。


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さらに左ウイング丹生谷も俊足を飛ばして、トライ。


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結局、スコアは

新田 31-0 松山聖陵

新田が、個の能力の高い松山聖陵をノートライに封じ

3連覇を達成しました。

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 ◎スタメン

 【新田】       【松山聖陵】       

 1中島        1小栗
 2山本        2渡辺
 3高橋        3吉田
 
 4畠山        4平岡
 5中村        5時岡

 6若松        6阪本
 7福田        7森岡
 8柚ノ木        8相原

 9脇坂        9岩崎
10大政        10平尾

11丹生谷       11上田
12芳野        12河野
13天崎        13森柄
14渡部        14野中
15越智        15越智


【全国高校ラグビー大会】

1回戦 〇新田 19-15 富山一

2回戦 〇新田  0-70 国学院久我山

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感動をありがとうございました!




2020年03月09日(月)

「新型コロナウイルス感染拡大防止対策の影響で」×100


「新型コロナウイルス感染拡大対策の影響で」


「新型コロナウイルス感染拡大対策の影響で」


「新型コロナウイルス感染拡大対策の影響で」



          ふぅ

     


■3月3日(火)


全国高校選抜ラグビー大会 開催中止が決定


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四国代表として全国選抜大会出場が決まっていた松山聖陵ラグビー部。

晴れの舞台を失った。

結局、全国高体連管轄20以上の全競技の全国選抜大会止が決定した。



■3月4日(水)


"春のセンバツ"=選抜高校野球大会は、無観客での開催へ

但し、中止も視野に、決定は3月11日に持ち越し


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(TBS Nスタ 18時14分30秒)


■3月5日(木)


愛媛マンダリンパイレーツの今治強化合宿

練習見学、試合観戦を中止の中でスタート。


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(今治市営球場 正面入り口にて)


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(新型コロナ対策の徹底を選手らに呼び掛ける薬師神社長)



■3月9日(月)

NPB&Jリーグ 新型コロナウイルス感染拡大対策連絡会議の第2回会議で

専門家チームは「ペナンントレースの開幕延期が望ましい」と提言


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(ゴゴスマより)


結局、NPBは今月20日の開幕延期を決定。4月中の開幕を目指すことに。

Jリーグは、今月18日からのリーグ戦再開の再延期を決定。4月3日の開幕を目指すことに。



そして、"コロナ疲れ"に負けそうになり

「深呼吸の必要」を感じて―


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ロードバイクでヒルクライムへ。


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(松山市の夫婦山近くから 斎灘を望む)



そして気づかない内に、春はもうすぐそこまで。


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里山には今年も 「黄色いせせらぎ」がゆるやかに。


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(菊間町にて)



新型コロナウイルス感染拡大防止対策の影響で―


         ふぅ







2020年03月04日(水)

「無観客」の静寂と喧騒


私は「無観客試合」を経験したことがある。

 

静かに球場入りし、

 

静かなロッカーでユニフォームに着替え、

 

スパイクのひもを結び、

 

キャッチャーミットを抱え、

 

薄暗い通路を通りぬけてグラウンドに出る。

 

目に飛び込んできたのは、誰もいないスタンド―

 

そして、スコアボードには、こう刻まれていた。

 


【あいテレビ vs テレビ高知】(^^)/


 

野球王国の聖地、「坊っちゃんスタジアム」で行われた

JNN系列 中四国地区屈指の好カードだ。

 

私たちは黒字に白の縦じまという

まるでかつての「たけし軍」のような珍しいユニフォームに身を包み、

胸に躍る「パラダイス」の名のもとに勝利を目指した。

 

攻撃ではバッターに「狙っていけ~」と鼻息も荒く発破をかけ、

守備では、ピッチャーを「ドンマイドンマイ!」と励ますなど、

誰彼ともなく、休みなく送られる声援は、

無人の乾いたスタンドに、銀屋根に、とても心地よく響き渡っていた。

 

そんなことを思い出していたのは先週の日曜日、

インターネット放送で「無観客」で行われたプロ野球のオープン戦を見ていた時だ。

 

「カコーン」「カシッ」「クワッ」「スコーン」

乾いた打球音がこれでもかとドーム内に響き渡る。

 

あ~なんという快音!

 

「バシッ」「ビシッ」「パシーン」「スタッ」

白球とグラブの衝突が生み出す皮の摩擦音が

巧みの技を一層引き立てている。

 

あ~なんという心地よさ!

 

そして、ヒットになり、アウトになり、オーバーフェンスが飛び出せば

あちこちから一斉に湧き上がる「地鳴り」のような選手たちの叫び声―

 

あ~なんということよ。

プロでもこれほどまでに声を出していたのか!

 

生活をかけ、家族を背負い、しのぎを削っているグラウンドで

選手たちの口から思わず飛び出す心の叫び・・・

 

あ~なんと生活感満載なんだろう。

美しく生臭い人間の営みよ。

 

「無観客試合」が、図らずしてあぶり出してくれた

プロ野球の新たな魅力、そして価値―

 

 

そして"センバツ"だ。


「無観客開催」か「中止」か―


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(阪神甲子園駅前にて)


 

きょう運営委員会の長い話し合いの末に

日本高野連の八田英二会長が、

午後6時14分30秒に発した答えは

 

「無観客試合で準備を進めてもらう」

 

ただ、依然中止の判断も含め、開催有無の結論は、

1週間後の「3・11」に持ち越された。

 

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(甲子園球場1塁側アルプスより)


楽しみ方はいくらでもある。

 

ただ、"センバツ"は高校生の部活動だ。

議論は違う次元で行われている。

 

ちなみに野球以外の高校スポーツ界で

同時期に行われる「全国高校選抜大会」。

こちらでは高体連管轄の競技だけでも

柔道や弓道、なぎなたなど5つの武道や

卓球、ソフトテニス、ハンドボール、ラグビーなど

5つの球技を含め、すでに「20」の競技で大会の中止が決まっている。

 

 

それでも野球だけは特別なのか―

 

「1995年」も「2011年」も開催されたセンバツ。

 

国民に届けるのは、今回も「勇気」と「感動」だけならばいいのだが。


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2020年02月28日(金)

「全進」に中断なし 愛媛FC開幕、そして―

スタジアムはとてもいい天気だった。

真っ青な空と、そこかしこで目に映るオレンジ色とのコントラストは

すごく鮮やかで、気持ちまでシャキッとする感じがした。

 

J2が開幕し、愛媛FCはホームで開幕戦を迎えた。

試合開始の1時間も前になると、

ニンジニアスタジアム前の広場はサポーターで賑わい、

紅白の垂れ幕のステージからは、白星ならぬ白い餅が青空に舞った。


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ただ、その餅の落下点にいたサポーターたちに

笑顔の輪が広がっていたかは不明だ。

 

顔の下半分は「マスク」だったから・・・

 

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それでもサポータークラブ「ラランジャトルシーダ」の松本代表は言う。

「マスクはしてますが、みんな元気なので、

一緒に頑張りましょうと会話したところなんですよ」と明るい表情。

「必ず今いる選手たちは、やってくれると信じてます」

 

新体制がスタートしてから開幕日までの間は、

選手たちのトレーニングを見ながらシーズンへの期待を膨らませる一方で、

移籍や退団した選手たちの存在の大きさを噛み締める時間でもある。

こんなにも期待と不安が交錯する時はない。

 

それでもゴール裏に入れば、もう迷いはなくなる。


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ピッチに広がった巨大ユニフォームや

バックスタンドに広がった「アオアシ」小林有吾先生の巨大フラッグが

心の底で眠っていた闘争本能を呼び覚ましてくれる。


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ああ、また今年も始まる―

 

愛媛はJ2、15年目。

シーズン開幕の晴れがましい雰囲気はすでに14回経験している。

 

ただそれが、決して当たり前ではないこともみんな感じている。

 

「2011年」のことも、もちろん心に刻まれている。

 

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そして、「サッカーの力」を、「スポーツの力」を信じ

困難に向き合う心構えを、選手もサポーターも知っている。

 

新型コロナウイルス感染対策で、約20日間リーグ戦が中断された。

 

選手、監督もチームも地域とともにあり、

新たな敵に向き合い始めている。

 

ただ選手の表情は明るく、そこに迷いは感じられない。


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「全進」は、全員で前に進むこと―

 

 それは中断しない。


2020年02月22日(土)

「内股透かし」の光と影 20年の時を越えて


「内股透かし」


ましてや「フランス人選手」が相手となれば

やはり思い出してしまいますよね。

 

"世紀の誤審"

 

あれから20年―

あの日、日本人の胸に残ったモヤモヤを

ド派手に晴らしてくれたのは、

なんと「愛媛」の若き柔道家でした。

 

現地時間の2月8日、

フランスはパリで開かれた「柔道グランドスラムパリ大会」の

男子100キロ超級で、

新田高校出身、24歳の「影浦 心」選手が大金星を挙げました。

 

3回戦の相手は、地元フランスの「テディ・リネール」選手、30歳。

ロンドン五輪金メダル、リオ五輪金メダル。

それらを含めて公式戦10年間無敗の絶対王者。

 

179センチ、120キロの影浦。

204センチ、141キロのリネール。

 

試合は本戦4分間では決着つかず、

ゴールデンスコア方式の延長戦へ。

小柄な影浦との身長差は25センチ、けんか四つの体勢。

奥襟を掴まれ主導権はリネールでした。

 

しかし影浦に「狙っていた」という局面が訪れたのは

延長35秒過ぎ。

内股を仕掛けたリネール、

しかし影浦は、跳ね上げられた右足を

ここしかないというタイミングで透かすと、

支えを失ったリネールの巨体は本人の意思とは裏腹に

横倒しになり、その上に白い胴着の影浦の体が落ちてきました。

 

「技あり」

 

この瞬間、リネールの国際大会の連勝を「154」で止めた「影浦」。

「100キロ超級」の東京オリンピック代表選考レースでは、

リオ五輪と去年の世界柔道で銀メダルの「原沢久喜」に次ぐ2番手ながら、

この快挙は「世界の柔道界に衝撃を与え

「原沢絶対」のムードに待ったをかけました。

 

 

勝利を決めた「内股透かし」。

その言葉の響きは、これまで日本人にとっては

つらい出来事として記憶され、

当時の私も、NHKの道谷アナの声と共に叫んでいました。

 

「一本でしょう!」

 

2000年シドニーオリンピック

柔道男子100キロ超級決勝

篠原信一 対 ダビド・ドイエ

 

この"世紀の誤審"を生んだ一戦については、

当時の私も鼻息荒く、なんと「キャッチあい」でも取り上げていました。


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2000年シドニーオリンピック 柔道競技会場

(日本オリンピック委員会HPより)


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【2000年10月2日(月) 「キャッチあい」OAから】

 

(リード)

今回のシドニーでは柔道男子100キロ超級の決勝で

日本の篠原信一選手が、疑惑の判定で「銀メダル」となりました。

非常に後味の悪い思いをした方も多いと思いますが、

なぜあのようなことが起きたのか、そしてあの「事件」から学ぶことについて

愛媛でも考えてみました。

 

(VTR)・・・(映像はu-tube等でご確認を_(._.)_

篠原選手はドイエ選手の内股を透かし、一本を確信します。

この時、ひとりの副審は「一本」を揚げましたが、

もう一人の副審と、モナガン主審は「有効」。

しかもポイントは「ドイエ」選手に与えられました。

 

試合後、この判定は覆ることなく、世界最強の男、篠原は

2番目に高い台の上で涙を流しました。

 

この一戦について、審判歴20年以上のキャリアを持つ

棟田利幸さん(棟田康幸選手の父)は、

「試合後にアピールをした日本側にも問題があった」と指摘します。

 

一方、アトランタオリンピック強化コーチの濱田初幸さんは

審判の質に疑問を投げかけます。

問題の場面、篠原選手とドイエ選手は×印、

モナガン主審と2人の副審は、ご覧の位置にいました。

(映像はu-tube等でご確認ください_(._.)_・・・立ち位置の問題を指摘)

 

選手と審判の信頼で成り立っているスポーツ競技。

しかし今やここに「観客との信頼」を外すことはできません。

観客は、分かりやすく透明性の高いルール、判定を求め、

そしてそれが競技の質を高めることにもつながるからです。

 

商業主義、ドーピング問題など、オリンピックの在り方が問われている今、

疑問を放置せず声をあげること。これが21世紀に向けて

スポーツに携わるものに課せられた義務なのかもしれません。


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この問題で、「国際柔道連盟」は、五輪後の2000年10月30日に

チュニジアで開いた理事会で、

高度な返し技を主審が見抜けなかったのが原因で

ドイエの有効は誤審との見解を発表しました。

 

あれから20年、きのう開幕したサッカーJ1では

今シーズンから導入した「VAR」(=ビデオアシスタントレフリー)を

さっそく使用するなど、ラグビー、野球、テニスなどでも

映像判定が導入されています。

 

もちろんフェアであるべきスポーツの世界では自然な流れと言えますが、

フィギュアスケートや柔道など映像判定を導入していない競技もあります。

長い年月をかけて競技者として、指導者として、審判員として

養ってきた目でしか理解しえない判断基準もあるはずです。

 

映像判定の導入の良し悪しをここでは取り上げません。

 

ただ、競技者レベルの向上や技の進化を正当に評価できないジャッジシステムでは

競技そのものの質を下げることに繋がるのは

昔も今も変わりありませんよね。


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(えひめ武道界の聖地 愛媛県武道館)



2020年02月16日(日)

2020 for 第100回大会 えひめ楕円の青春 ③98年決勝

「花園」が、第100回を迎える2020年。

その歴史を支えてきた全国の歴代の高校ラガーマンたち。

愛媛でも、青春の日々を楕円球に捧げ、

その集大成「花園予選」では、

むき出しの闘志を解き放ったラガーマンたちがいた。

その「決勝戦」の生中継番組で、
私、高橋が実況を担当させていただいた
24年間の頂上決戦を振り返っていく。

3回目の今回は、「98年」の決勝戦。

では、キックオフ!

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98年の高校ラグビー界

新人大会(2月)、四国大会県予選(4月)、県高校総体(10人制)

いずれも新田が優勝。

花園予選では、第1シードの新田と、第2シードの松山商業が

決勝戦で対戦した。

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(当日の放送から)

第78回全国高校ラグビー大会県予選決勝、
新田 対 松山商業の一戦が
きょう県総合運動公園で行われました。
花園行きの切符を手にしたのは
どちらのチームでしょうか。白熱の一戦をご覧ください。

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連覇を狙う 紺にブルーのジャージは第1シード新田。

対する白と黒の縞のジャージは第2シードの松山商業です。

2年連続同じ顔合わせとなったきょうの決勝戦、

先制したのは新田でした。


前半6分、ゴール前のスクラムから

左サイドを突いた ナンバーエイトの柚ノ木が

左中間に持ち込み先制点を奪います。


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ゴールも決まって7対0とした新田は、

続く14分、ラックからのボールを2番山本、

強引に左中間に飛び込み、12対0とリードを拡げます。

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勢いに乗る新田は、17分にもトライとゴールを重ね、

26対0と松山商業を突き放します。



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これに対し松商は、得意の展開ラグビーを試みますが

新田の分厚いディフェンスの前に、なかなかトライを奪えません。


後半に入っても、新田の執拗な攻めは続き、

1分には、モールから9番脇坂がゴール右にトライを決め、

31対0と試合を優位に進めます。

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FW力に優る新田の前に、防戦一方の松山商業ですが、

徐々に調子を掴み、後半4分には、モールから松江、森田と渡り

最後はセンターの仙波が、中央に走り込み、ようやく5点を返します。


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後半に入りエンジンのかかった松商は、

続く8分にも、8番伊藤がキックしたボールを

センターの渡部浩平がうまく押さえ、トライ。

ゴールも決まって、31対12と新田に迫ります。



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しかし新田のサイドアタックが冴えわたり、松商陣内での試合が続きます。

新田はこの後も、3トライ、2ゴールを奪い、


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結局試合は、破壊力のあるフォワードを全面に押し出した新田が

45対12のスコアで、粘る松山商業を下し、

2年連続36回目の花園行きを決めました。


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【全国高校ラグビー大会愛媛県予選 決勝】

〇新田 45-12 松山商


 【新田】      【松山商】

 1糸目      1高須賀
 2山本      2杉田
 3森本      3松本

 4松原      4村上
 5服部      5原
 
 6平田      6有田
 7善家      7渡部昭
 8柚ノ木      8伊藤

 9脇坂      9松江
10森       10森田

11武智      11藤友
12芳野      12渡部浩
13松下      13仙波
14新名      14上河内
15林       15井手



【全国高校ラグビー大会】(花園)

1回戦 〇新田 59-5 東海大工

2回戦 ●新田 13-36 東海大仰星

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感動をありがとうございました。
























2020年02月12日(水)

「背番号なき現役」との出会い

 

私が初めて「マスク」を被ったのは11歳の時だった。

地元の軟式野球チーム「辰巳ドラゴンズ」に入部して2年目。

小学校5年で、トップチームに入れてもらった私は

背番号5をつけてサードを守っていた。

 

ところがある日の練習、ノックの途中で

「キャッチャー」に入るよう、伊藤監督と太田コーチに言われた。

 

しばらくして伊藤監督と太田コーチが言葉を交わした。

「肩もいいし、いいんじゃないか」

 

それから8年後、高校3年夏の西東京大会4回戦、

八王子工業に敗れるまではキャッチャー以外、

守ったことがない。

いや一度だけ、修徳高校との練習試合で

ピッチャーを任されたことがある。

ただそれは、あのイチローがオリックス時代、

溢れんばかりの才能を発散させた

オールスターゲームのマウンドのような華やかなものではなく、

練習試合のダブルヘッダー2試合目で

投げるピッチャーがいなくなり

少々球が速い自分に巡ってきただけのことだったように記憶している。


ただマウンドで見せたピッチングフォームは

コンパクトなキャッチャー投げで、

制球力はいいものの、素直すぎる球筋は、格好の餌食となり

痛打をたくさん浴びたと思う。

その後、2度と登板機会は巡ってこなかった。

 

いずれにしても「キャッチャー」こそが

私の小中高時代、一貫して守ったポジションであり、

小学校と、飛んで高校時代は

「4番」と「キャプテン」の肩書きも加わり、

分不相応ながら、チームの大黒柱として

虚勢を張り続けた日々だった。

 

そんな時だった。


ふらりと入った書店で手に取った本があった。

タイトルは、「背番号なき現役」

著者は「野村克也」


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1981年の出版だから、私は14歳、中学2年生だった。

野村克也さんは現役引退翌年の46歳。


キャッチャーの役割を、深く、面白く、現実的に、

そして厳しく紹介していたように記憶している。

バッターと直接勝負するのはピッチャーだが、

その戦いを裏で操り、勝利に導く重要な決断を重ねているのが

「キャッチャー」だと、熱く紹介していた。

 

私はカバンに入れ、持ち歩き、そして繰り返し「読んだ」

 

高校時代には、マスク越しに、相手バッターに「ささやいてみた」し、

癖を見抜こうと必死になったし、相手の裏をかく配球にも気を配ってみた。

 

ただピッチャーの球を受け続け、

盗塁をしかけてくればセカンドに放るだけの受動的な姿勢から、

攻めて、仕掛けて、誘って、仕留めるような能動的な姿勢こそが

キャッチャーの醍醐味だと教えてくれたのが、「野村克也氏」だった。

 

その後は「野村ノート」や、


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元西武の名将、森祗晶氏との「捕手ほど素敵な商売はない」

などの著書を通じ、

その後も「キャッチャーという役割」について探求したものだった。


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あれから38年、

すっかり野球を「取材する側」に回ってしまったが、

投手の分析や、配球の意図、打者の狙い、ベンチの監督の采配など

私が試合を見る際のベースは「野村スコープ」に因るところが大きい。

 

王、長嶋を太陽と捉え、自らを「月見草」に例えた野村さん。


指導者としても阪神、楽天で指揮をとり、

「野村再生工場」として他球団を戦力外になった選手にもチャンスを与え、

見事日本一にも上り詰めたまさに「名将」だった。

 


天に召されたノムさん。

その教えは、これからも野球界を支え続けるだろう。

合掌―


2020年01月31日(金)

日本一奪還へ 愛媛MP始動!

そういえば、去年のプロ野球の日本一は
どこの球団だったか言えます?



ですよね・・・無理もありません。
去年のクライマックスシリーズや日本シリーズの時期は
「ラグビーワールドカップ日本大会」と重なっていましたからね。

答えはそれぞれで調べていただけると思いますので省略しますが、
いよいよあす、「プロ野球」ではキャンプインです。

各球団ともすでにキャンプ地入りして、
空港で大歓迎を受けたり、必勝祈願に行ったり
沖縄、九州は賑やかになってきました。

センバツ高校野球の出場校も発表されましたし、
いよいよ「球春到来」ですね。

そして「独立リーグ」も、準備万端です。

日本初の独立リーグ、四国アイランドリーグが発足してから
今年で16年目。
オリンピック4回分、四国4県、各球団ともに、すっかり地域に定着しています。

そして愛媛マンダリンパイレーツ。

今年も夢のNPB入りを目指し、国内外から若者達がやってきました。



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1月28日には「新入団選手発表会見」が開かれ
フレッシュな顔ぶれがズラリ。
18歳~26歳まで、15人の選手が顔をそろえました。

MAX148キロの投手に、50メートル5秒8の俊足の持ち主など
素材の良さも目を引く顔ぶれとなっていますが、
中にはアメリカ人投手で19歳、ブルース山本君という
高卒即来日という「大和魂」を持つ若者もいて
ブルペンでの姿に、まずは注目ですね。


そして翌日は、新年恒例の「必勝祈願」


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松山市の伊豫豆比古命神社には、
選手監督コーチに球団関係者や後援会のメンバー、
さらには熱心なファンらが詰めかけて、
年間総合優勝の奪還と、NPB入りを祈りました。


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このところ雨続きで不安定だった天気も
この日は、スパッと見事に晴れて、
清々しい空気に包まれた「必勝祈願」になりました。


さあ、どんなシーズンが待っているのか、
いや、どんなシーズンにするのか、
4年目の河原純一監督に聞きました。

***************************

■河原純一監督

Q必勝祈願を終えて、今の心境は

気持ちがひきしまる思いです。
苦しいこともたくさんあると思うが、新しい選手も半分くらい入ったし、
いつもこの時期はすごく、期待というか、楽しみが大きいですね。


Qシーズンの目標は


前期からしっかり戦って、四国のチャンピオンになって
独立リーグ日本一と、
一人でも多くNPBに進める選手を育成するという
これは毎年同じですが、
ここ2年、全く同じような成績だったので、
なんとかそれを打ち破って皆さんに喜んでもらえるような成績を
収められたらなと思っています。


■新キャプテンに就任 真山勝範選手


Q必勝祈願では何を祈ったか

今年で3年目になるが、
いよいよ始まるなという気持でいっぱいです。
1年間通して、個人的には怪我無く、シーズンを過ごしたいのと、
チームとして、前期からしっかりスタートダッシュを切れて、
前期、後期取って、独立リーグ日本一になります・・・と祈りました。



Q どんなチームにしていきたい

ミュニケーションをしっかりとれるチームにしていきたいと思っていて、
新しい選手に、ブルース山本君という外国人選手もいるので、
コミュニケーションしっかりとって、
河原監督も掲げている守備中心の野球に沿って
チームの勝利にしっかり貢献できるように頑張りたいと思います。



新体制合同自主トレ=チーム初練習は2月3日、

いよいよ 愛媛MP 始動です。


2020年01月30日(木)

冬の砂浜の足跡は深く、強く


私は旅が大好きだ。

特に旅先で、なんでもない風景を見るのが好きだ。


なんでもない道路沿いの壁。

その壁についた無数の白い斑点。

想像を膨らませながら、それはきっと

近所の少年が、黙々とボールをぶつけた跡かもしれない。

それが実際、小学生時代の「大輔」と「恭平」によるものだと知ると

その壁が、たまらなく愛おしくなる。



なんでもない坂道を見てもそう。

これは通学路で、行きは上りで、帰りは下りか。

それが実際は、地元野球部のダッシュのコースだと知ると

坂が受け止めたであろう汗と、セミの声に

過疎の村に満ち溢れていたかつてのエネルギーを感じる。



そして海沿いの駅から見える、なんでもない防波堤と砂浜。

その猫の額ほどの砂浜についた無数の足跡。

それが本当は、地元サッカー選手たちによるものだと知ると

小さな町を照らす希望の灯りにも見えてくる。



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そしてここにもそんな素敵な日常がある。

選手たちの声に耳を傾けると、なおさらである。


愛媛FC7年目、センターバック 西岡大輝選手。

「ポジティブが服を着て歩いている」と形容される

チーム屈指のムードメーカーだ。

その彼が思わず無口になるほどの「砂浜特訓」


冬の日差しの中、厳しいメニューを終えた西岡選手にマイクを向けた。

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「常に目の前に砂浜があって、坂道があって、

 僕たちこの時期、ビクビクしてるんです」


海も山もある豊かな自然も、アスリートにとっては

時に負荷でしかないことも。


「ただ僕、今シーズン、7シーズン目になりますが愛媛で、

この砂浜をやることで、すごく体幹の部分だったり、

ケガのリスクを抑えながらレーニングができるので

すごくいいメニューじゃないかと思う」


なるほど体幹が鍛えられるのか。

さらに続ける西岡選手。


この時期は、いかに自分たちの輪を結束させるか、強くするかというのが

大事になってくると思いますし、

去年すごく苦しいシーズンで、

でもそこで踏ん張れたのはやっぱり結束があったから。


でももっとその輪を、でかく強く強固なものにしていければ、

もっともっと苦しい状況で

踏ん張れる力がつくんじゃやないかなと思うので

まだまだ足りないですね。砂浜メニューはもっとやりたいです。


なるほど、ポジティブがジャージ着ているわけだ。

いや、それにしても練習の理解力が深い。


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そして西岡選手の目が一段と真剣味を帯びた。


チームがより強固なものになるには、

この時期をいかに充実させるかだと思うので、

まずは一人一人が、自分の殻を破って、

もっともっと上に行くんだという思いを内に秘めるのではなくて、

表に発信し続ける。


そしてそれがいい意味で伝染していけば

すごくいい相乗効果が生まれると思うので

しっかりとこの時期を大事にして


これは全て勝つためなので

シーズン最後笑って終われるように

んなで頑張りたいと思います。



マイクを置いて見上げれば、
彼の背中の向こうには
キラキラと輝く海原が広がっていた。

開幕に向けてのトレーニングは、きょうも続く。



愛媛FC 松山市梅津寺海岸 「砂浜特訓」

 




















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