レモネードで支援を。
元々、アメリカで小児がんと闘っていた少女が
治療研究費を病院に寄付しようと始めた募金活動で、
募金をしてくれた人にはレモネードを配ります。
"どんな困難にあっても、それを変える方法はある"
酸っぱいレモンで作る甘いレモネードには、そんな思いが込められたそうです。
彼女の遺志を継ぎ、地域の文化祭でレモネードスタンドに挑戦したのは
自身も赤ちゃんの頃に小児がんを経験した中学生です。

すでにがんは消え、スポーツに打ち込めるほど元気になったからこそ
「病と闘っている人を元気づけたい」と、両親や友人と準備を進めました。

↑ 小児がんについて正しい理解を求めるボード。
活動に賛同してくれた中学校の友人が、約2時間もかけて書いてくれたそうです。
どんな病で、どんなことで苦しんでいる人がいるのか・・・
文化祭当日は多くの人がこのボードの前で立ち止まっていました。
私自身も、1年ほど前に取材を通して「晩期合併症」という言葉を知りました。
成長の過程で治療を行ったことで生じる合併症のことで、
発育や生殖機能への影響、続発的な二次がんなどに悩む患者さんも少なくないといいます。
小児がんと闘う子どもたちだけでなく、
様々な不安と向き合い続ける経験者のためにも、
レモネードスタンドのような支援の輪が広がることを願ってやみません。

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次回のレモネードスタンドは・・・
11月24日(土)~25日(日)
「えひめ・まつやま産業まつり」 (松山市・城山公園)
認定NPO法人「ラ・ファミリエ」さんによる開催です。
もちろん、今回取材させて頂いた生徒さんたちも参加します!
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