命の花プロジェクト
今月17日のキャッチあいでお伝えした「命の花プロジェクト」。
ちょうど1年ほど前、ニュースの取材で
愛犬との絆を深めるイベントにお邪魔したんですが
その時に、花の苗を配布しているブースがありました。
主催者の方にお話を伺うと・・・
殺処分された犬・猫の骨を砕き、それを肥料として土に混ぜて
花を育てようというプロジェクトでした。
もともと、青森の農業高校の生徒たちが
地元の愛護センターを見学した際に心を痛め、
殺処分の現状と、命の尊さを伝えたいと始めたこの取組。
全国的に見てもまだまだ殺処分数の多い(2015年度でワースト6位だそうです)
愛媛にも、活動の輪を広げたいと立ち上がったのが
日本ケアドッグ協会の代表理事・佐賀さんでした。
もちろん動物の骨を使うことに、批判的な声もあるといいます。
ただ、人間の身勝手な理由で捨てられ、
不幸にも殺処分という形で終わってしまった命が
もう一度花として生まれ変わる姿を通して
「もっと生きたかった」という動物たちの思いを
少しでも感じてもらえたらいいな・・・と取材を通して感じました。
(去年植えたものが、こんなにきれいな花を咲かせたそうです!)
「1日でも長く咲いて、みんなを喜ばせてほしい」
この花には、佐賀さんや、このプロジェクトに関わる人たちの温かい思いが詰まっています。