高橋浩由の「スポーツ素敵に隠し味」

2018年2月21日(水)

銀輪通信 ~平昌オリンピックに、ふと思う~

20代はホントに滑った。

 

学生時代は大学のスキークラブに所属し

「岩岳」にも出た。

その学生の全国大会に向けてよく練習もした。

1シーズンで60~70日は山にこもっていた。

 

得意なのは「コブ斜」。

急斜面にコブがびっしり張り付いていると

嬉しくてたまらなかったし、

コケずに下まで降りられると、達成感に酔いしれた。

 

「急パラ」も好きだ。

フラットな急斜面をスピードに乗ってターンする爽快感、

重力と遠心力と抗力と風と雪質と・・・

全ての自然条件に自分を調和させ

綺麗なターン弧を描けた時は最高だ。

 

2本の板を使って、ただ上から下におりるだけ―

 

山の上から下へ。

また上がって、下へ下へ。

 

飽きずに何本も何本も

何時間も、何日も―

 

だから平昌五輪の選手たちのことが分かるというわけではない。

むしろかつての感覚があるからこそ、

その「人間離れ具合」がよくわかる。

 

ボートでオリンピック5大会連続出場の鉄人、

武田大作さんは、かつてこう話してくれた。

 

「オリンピックは、ビックリ人間大集合ですよ」

 

20年あまり世界のトップレベルを舞台にしてきた武田さんこそ

「ビックリ人間」だと思ったが、

武田さんから見ても「オリンピック選手」は、

やはり「凄い」らしい。

もちろん冬のオリンピックも同じなのだろう。

 

 

さて、ロードバイクに乗っている私。

2011年からだから、7年目になる。

 

s-20180217_135522.jpg

(風早の地 斎灘を望み)

 

特に、坂を上る「ヒルクライム」が楽しい。

山の麓から頂をめざし、ひたすらべダルを踏みしめていく。

 

よく聞かれる。「なぜ?」

 

難しい質問だが、自分ではこう感じている。

 

「昔、山を下り過ぎたから」

 

 

人生はプラスマイナスゼロになるように

うまく出来ているような気もする。

 

 

s-IMG_20180217_154139_977.jpg

 

(輪春到来!しまなみ海道)

 

 

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