高橋浩由の「スポーツ素敵に隠し味」

2014年5月26日(月)

銀輪通信 ~初夏の阿波編~

「来たれ、鬼脚!」

 

そんなキャッチフレーズに恐れをなしつつも

参加してきました・・・

「ツールド にし阿波」

 

にし阿波?

馴染みの薄い人も多いかもしれませんね。

徳島県の「池田」です。

しかもスタート、ゴール地点の駐車場は

あの池田高校ナインも練習したであろう

「池田球場」周辺の公園内。

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(池田球場)

元高校球児としては、

なにか嬉しいような、申し訳ないような・・・。

早朝から感慨にふけりながら、パチリ。

 

今回参加したコースはこの「Cコース」。

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吉野川を背にスタートし、反時計回りに

山を走って、吉野川に帰ってくる「105キロ」。

初めて参加するので、どんな道がまっていることやら。

ただ、45キロ過ぎから12キロほど「坂」があるらしく・・・

ま、考えても仕方がないかと、

さして気にもとめずスタート地点に集合です。

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(「激坂」が待っているとも知らず・・・)

 

そして午前7時40分スタート。

コースは秘境そのもので、

朝のひんやりした空気の中をわけいっていくのはまさに爽快。

ゆるやかな上り坂もなんのその、くるくるペダルも回ります。

すると・・・

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あ~、有名な「小便小僧」さんじゃないですか。

そう、ここは「祖谷渓」なんです!

200mの深い谷を見下ろす岩の上・・・

こんな感じです。

 

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さて、ロングライドイベントの楽しみのひとつは

やっぱり「エイドステーション」!

今回は道中、5か所ほどありましたが

ホントに充実してました~。

 

山深いところにある、小さな小学校の校庭で、

地元のおばあちゃんが握ってくれたおにぎりを頬張れば、

疲れも吹き飛ぶってものです。

ただ、食べることに必死で写真なんかはありません!

 

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しかし、タダでは腹ごしらえもさせてくれません。

この先、やはり待っていました・・・坂?

いえいえ、「激坂」でした。

 

その名は「落合峠」。

噂どおりスタートから45キロ地点から

道は急にその角度を増していき、

標高1520mのピークへ12キロにわたる

「坂」との・・・いえ、「己」との格闘が始まりました。

 

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なぜ、人は坂を上るのだろう

遠い異郷の地へ出向き、参加費を払って

もがき苦しみに行く。

脚が攣りながらもペダルを押し込み、

上へ上へ・・・

次のコーナーの先で坂が終わることを祈りながら・・・

 

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見知らぬ人も、

ここまでくると、もう共に闘う仲間のよう

励まし、励まされ、上を目指す。

 

無心・・・

 

 

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そしてきょうも確信する。

「終わらない坂はない」

 

 

このあとは、ひたすら重力に身を任せ

落ちるように下り続けると

いつしか視界に飛び込んでくるのは

とうとうと流れる「四国三郎」吉野川。

 

そして、 川面を吹き抜ける「向い風」のなか

最後は22キロの川沿い直線ロードレースを満喫~

 

ハードで、でもとってもあたたかい

「ツールドにし阿波」

おすすめです!

 

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