高橋浩由の「スポーツ素敵に隠し味」

2013年5月15日(水)

猛虎打線を支える「105番」

プロ野球四国初の3連戦。

 

こちらはJR市坪駅の様子です。

通称「の・ボール駅」

もちろん正岡子規にちなんでのものですが、

小さな駅が大混雑!

 

それでも、なにか嬉しくなる光景でした。

 

s-あ IMAG0820.jpg

 

それにしても、

「強い阪神」の勢いそのままの3日間でしたね。

 

メッセンジャーの完封劇にうなり、

岩村明憲の4三振に人生を感じ、

鳥谷のシュアな打撃に基本の大切さを噛みしめ、

筒井和也の成長ぶりに目を細め

バレンティンの規格外のパワーに圧倒され

新井の豪快な一発に松山との相性の良さを再確認しました。

 

そんな中・・・

試合前のマウンドで「めった打ち」にあっている

投手がひとり・・・

 

s-い IMAG0831.jpg

 

 

背番号は「105」番。

阪神のバッティング練習で打撃投手を務めていたのが

 

 

「小山内大和さん」

 

 

元愛媛マンダリンパイレーツのピッチャーです。

 

2005年から3シーズンプレーし、

抜群の制球力と90キロ台のスローカーブを駆使しながら

バッターを手玉に取っていた姿は痛快そのものでした。

 

一見、「寡黙」に見えるその佇まいも

「芯の強さ」の裏返しで、

愛媛を離れた後も、富山サンダーバーズで現役を続け、

2008年には、北陸の独立リーグ「BCリーグ」で

最優秀防御率、最多勝、シーズンMVPにも選ばれるなど

自身の信念に基づき投球術に磨きをかけていたと聞きます。

 

翌年までプレーし、

2010年から阪神の打撃投手に転身した

小山内大和投手。

 

NPB選手という夢は叶わなかったものの

今、「猛虎打線」を間違いなく支えている「105番」は

以前にも増して、

投球フォームが大きく、大きく見えました。

 

 

「最近、パイレーツはどうですか?」

 

―みんな頑張ってるよ。

 

「来年、10年目ですね」

 

 そう一言つぶやいた「大和さん」は

ネット越しに、クールに微笑んでいました。

 

 

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