高橋浩由の「スポーツ素敵に隠し味」

2012年09月27日(木)

オレンジの風

 

空がきれいだな~と思った。

もう秋だ。

 

2月にチームがスタートして8ヶ月。

愛媛マンダリンパイレーツは「後期優勝」

 

星野おさむ監督は

もっともっと高くと囃し立てる澄み切った青空に美しく舞った。

 

s-優勝1.jpg

 

愛媛銀行グラウンドがいつもと違う場所に見える。

なぜなら、みんな「笑顔」

 

いつもは選手と監督コーチだけ。

正確には「総監督」と呼ばれる常連さんと熱心な女性ファンもいるが

吹き抜ける風は熱くてきつい。

 

「やれって言ったらやれっ!」

「なにしに来てんだここに!」

「お前の引退試合、いつにする?知り合いを呼んどけ!」

 

s-優勝4.jpg

 

危機感と、憎悪と、開き直りと決断と・・・

そんなものが「そこ」にはいつも渦巻いていた。

薄い氷の上を渡りきるには

足元が割れる前に次ぎの一歩を踏み出すしかない。

ぼんやりした夢を、とろんとした目で眺めていると「パリン」といく。

 

練習は裏切らない。

そんな甘いものではない。

だからもっとやる。

でも結果なんか出ない。

結果を出せるチャンスがあるならまだいい。

それすら掴めない選手もいる。

でも止まると「パリン」

そうやって、来る日も来る日も・・・

 

好きだなあ、みんな野球が。

 

9月25日、高知球場で行われた愛媛の後期最終戦。

愛媛が10対2で高知に大勝した。

選手ひとりひとりが「役割」を果たした充実の一戦だった。

 

その試合後―

 

s-優勝3.jpg

 

ロッカールーム前の通路には、両軍選手達の笑顔が。

1年間、「敵」とはいえ、見ず知らずの四国にやってきて

夢を追いかけ切磋琢磨した、かけがえのない「仲間」。

互いの健闘を称えあう姿は心に染みる。

 

シーズンが終われば、それぞれの道が待っている。

「一生の別れ」

大げさかもしれないが、事実かもしれない。

 

四国アイランドリーグプラスにいる約100人の若者たち。

そんななか、もう少しだけ

同じメンバーで野球ができるという勲章を掴んだ

「愛媛」と「香川」の選手達。

 

肉体と頭脳と策略と心と。

さあ、どっちがどれだけ野球好きか―

 

日本初の独立リーグ、8回目の王者決定戦。

碧く高い秋の空に、まもなく「オレンジの風」が吹き荒れる。

 

 

チャンピオンシップ 愛媛MPvs香川OG

9月29日(土)マドンナスタジアム 午後1時開始。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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