足りないもの
東京六大学野球で万年最下位といえば
天下の「東京大学」。
選手名簿を見れば出身校は、
灘、開成、筑駒、武蔵、日比谷・・・
ちなみにキャプテンは高知の土佐高出身。
甲子園を沸かせた選手が顔を揃える
他大学との実力差は歴然だ。
でもそこに悲壮感は全くない。
常にチャレンジャーの立場にいることを
誇りにさえ感じている(はず)。
それはなぜか―
「神宮球場の雰囲気が素晴らしいから」と選手達。
それはなぜか―
「応援」である。
応援するしかないほど「弱い」のである。
だから応援する人たちの必死度はものすごく高い。
球場でリードするのは「東京大学運動会応援部」。
かつてその団長がこのようなことを言っていた。
「チームが弱いからこそ、僕たちが必要なんです。
しかも、もし勝ったりすれば、
それは「応援の力」だと言えますから・・・」
今、愛媛FCがとっても苦しんでいる。
10試合白星から遠ざかり、
J2、22チーム中18位に甘んじている。
気合が足りない、スタミナが足りない、精度が足りない・・・
もう「足りないもの」は出尽くした。
でも、本当に足りないのは「応援の力」だったりして・・・
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