高橋浩由の「スポーツ素敵に隠し味」

2012年7月12日(木)

「エース」とはなにか

 

「エース」は1人。

 

その重みを

今、「エース」と呼ばれる投手たちは

どう感じているのだろうか。

 

かつてエースといえば「先発完投型」が鉄則。

今や、「先発」、「中継ぎ」、「抑え」の継投が常識。

役割をきっちりこなすことが重要視される。

 

今や分析技術は業界を超えて進化し、

投手はあっという間に丸裸。

そんなご時勢に9回を投げきるのは至難の業だ。

 

ただ、チームが負けても防御率がいい投手。

防御率が悪くても勝ちきる投手。

どちらが魅力的だろう。

 

マウンドにあがる以上「勝利」に飢えていてほしい。

こだわるべきは「防御率」ではなく「勝ち星」であってほしい。

何点とられてもあきらめず、背中で野手を奮い立たせ、

終わってみれば、相手よりも1点だけ多い。

 

そんな「エースのいる野球」には「人となり」がにじみ出てくる。

ファンはそんな「人間臭い」野球を懐かしんでいる。

 

 

夏を前に1本の映画を東京・有楽町で見た。

 

「ライバル伝説 光と影」

  禁断の巨人エース争い 江川卓×西本聖

   「いつも、お前が憎かった」

 

s-ライバル伝説.jpg

 

TBSが番組を再編集し未公開シーンをふんだんに織り交ぜ劇場公開。

怪物江川が作新学院から「空白の1日」を経て巨人に入団。

その時、松山商業からドラフト外で巨人入りした西本は5年目。

ようやくローテーション入りにこぎつけた時期だけに

江川はその地位を脅かす存在になった。

 

互いが投げる試合を見ながら

「打たれろ!負けろ!」と

心の中で叫び続けていたという2人。

 

今まで一度も腹を割って話したことのない

「人生最大のライバル」の2人が

再会を果たす。

そこで2人は互いに何を語るのか。

 

(映画紹介文を参考)

 

野球が本当に輝いていたあの日を思い、

野球を再び輝かせたいと思う皆様に

おすすめします!

 

 

 

 

コメント

師子の子青井 (2012年7月13日)

高橋さんこんばんは。勝負の世界は、大変ですね。プロセス、道程や勝利、結果両方とも人生は大事ですよね…!江川卓さんと、西本聖さんとても懐かしいです。リアルタイムは特に良いですね。「決してあきらめない」…昔から大好きな言葉です。ニュース見てますよ。

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