だって高校野球だから!
(2010 夏)
「この猛暑 球場でなければ 耐えられず」
今、全国で続々と甲子園出場校が決まっていますね。
愛媛もいよいよ明日が決勝戦です。
今年の大会は本当に灼熱の太陽との戦いでした。
選手はもちろんスタンドも
まさに気を抜けない状態で戦ったことでしょう。
でもどれだけ暑くても
「高校野球だから耐えられた」
そんな感覚、ありませんか。
なぜでしょうね・・・
声を枯らして2時間応援歌を歌い続けた人も、
手拍子を叩き続けて手が腫れた人も、
観戦に誘った彼女が暑さに負けないよう気を使い続けた人も、
試合中、暑くて団扇を1000回振った人も、
焼けたベンチの暑さに耐えた人も、
営業サボって駆けつけたからYシャツを脱ぐわけにいかない人も、
汗をダラダラ流しながらも笑顔を絶やさぬ売り子さんも・・・
今、目の前で白球を追っている選手たちが
本当に輝いて見えるから、
頑張れたのかもしれませんね。
幅43センチのホームベース上をめがけ
18.44メートル先から投じられた
直径7センチあまりの丸いボールを丸いバットで打つ。
その不確定要素の宝庫、ベースボールだからこそ、
私より丁度100年早く生まれたあの御方も
のめりこまれたのでしょうね。
「今やかの 三つのベースに人満ちて
そぞろに胸のうち騒ぐかな」
正岡子規
いよいよあすは愛媛大会決勝戦。
やればできるか、牛鬼か―
勝機一瞬
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