高橋浩由の「スポーツ素敵に隠し味」

2009年7月22日(水)

輝きを増す「1人の地球人」

あたりが暗くなり始めたことに

スタンドの観客が気がつき始めたのは5回終了ごろだった。

 

坊っちゃんスタジアムの上空には

厚い雲の隙間から覗く太陽。

 

目を凝らしてしばらく見つめてみた。

意外に肉眼でもはっきり見える。

右上部付近が、クリンと欠けていた。

日食だ。 

 

上空を何度も見上げる。

暗くなり始めたグラウンドを前にしていると

厚い雲に太陽が隠れてしまったのかと感じるのだが、

見上げれば太陽は雲間にある。

光量が激減しているのだ。

 

「太陽」と「月」と「地球」

3つの天体が織り成す宇宙の奇跡―

 

そんな最中、はるか上空で起きている歴史的宇宙現象など意にも介さず

地球上で「白球」を必死に追いかける球児たち。

 

そして太陽が次第に輝きを失っていく中、

次第に輝きを増していく「1人の地球人」にも注目が集まっていた。

 

投手 平井 諒。

 

帝京第五のエースだ。

 

日食の進行に合わせるかのように快投を続ける平井。

 

そして辺りが最も暗くなった午前11時過ぎ、投了。

 

s-平井諒 1.jpg 

 

この試合、ストレートは145キロを計測。

13奪三振で2試合連続完封。

去年のノーヒッターはやはりモノが違った。

打っては5打数5安打。まさに「ゾーン」突入だ。

 

 

歴史的な天体ショーの間、輝き続けた平井。

 

次はギラギラの灼熱の太陽と輝き比べだ。

 

期待は高まり、興味は尽きない。

 

****************************

 

全国高校野球愛媛大会 2回戦 坊っちゃんスタジアム

 

帝京第五 4-0 北条

 

****************************

 

 

 

コメント

あきら (2009年7月28日)

皆既日食…っか部分日食

もちろん見ましたよ!次に日本で確認できるのは26年後…

その時の自分は

想像もつきませんね

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