高橋浩由の「スポーツ素敵に隠し味」

2009年05月05日(火)

聖地の条件は「箱」≦「人」

 

 

s-玉春日.jpg

 

(前回に続く)

 

 

「だから愛媛FCが困っている」。

 

もちろん「入場者数」のこと。

愛媛FCのニンスタでの平均は現在「3907」人。

MAXで5653人。

下は2521人にまで下がる。

 

J2の平均が「6133」人。

愛媛は、18チーム中「15位」だ。

 

「スタジアムを松山市内中心部へ」

 

そんな声の「理由」や「経済効果」などは

もういまさらだ。

ただ、気運が一向に表立って盛り上がってこないのはなぜか・・・

 

もしかすると愛媛県民の深層心理に、

 

「新たなスタジアム」=「坊っちゃんスタジアム並みの施設」

 

・・・という感覚がないだろうか。

 

ない?ホントに?

 

 

 

s-マツダスタジアム3.jpg 

 

現在、集客絶好調、広島新球場の「マツダスタジアム」。

 

前回記したように建設費は「坊っちゃんスタジアムより安い」。

坊っちゃんスタジアムは、かなり「立派な」球場なのだ。

 

こうした中、

「2万人収容のサッカー専用スタジアム」。

J1規格を満たすためにはこれが基準線だろう。

 

しかし今、愛媛FCサポーターが望んでいる

スタジアムの規模を尋ねてみて欲しい。

 

「なんなら、仮設スタンドでもいいのでは・・・」

 

そんな声も決して少なくない。

むしろ多いくらいだろう。

 

ホームゲームにやってくる「コアファン」は、約2000人。

この方々は、すでに自分なりの楽しみ方を心得ている方々だ。

 

アクセスの悪さよりも、

2週に1度やってくる「非日常空間」を満喫している方々だ。

 

そんな方々でさえ口にする「市内中心部にスタジアムを」という思い。

そこにあるのは・・・

 

「この素晴らしさを1人でも多くの人に教えてあげたい!」

 

そんな思いに集約される。

 

「愛媛」という名の下に必死になる選手たちに自分を重ね合わせ、

「誇り」を胸に一緒になって戦うことの楽しさ、喜び、充実感・・・

 

間違ってもサポーターという「限られた人」のために

利便性を良くしてくれと訴えているわけではない。

 

「中心部にあれば、これまで以上に楽に行ける」とか、

「終わったあとに飲みにいける」などという

一次的な欲求などではない。

 

 

東京はオリンピックでひとつになろうとしている。

 

愛媛は街中にみんなで作ったささやかな「サッカー専用スタジアム」で

ひとつになれはしないだろうか。

 

「聖地」とは、箱の大小で決まるものではない。

そこに集まってくる人が紡ぐ情熱の歴史によって、

いつしか「聖地」となる。

 

 

試しに!

市内中心部の広場に100m×70mの四角を書いて、

愛媛FCイレブンに来てもらうといい。

そこから、何か始まるかもしれない。

 

そう、1個のサッカーボールも忘れずに・・・

 

 

コメント

あきら (2009年05月06日)

確かにニンスタへ行くには駐車場から階段上って勾配のある道を上がって…ようやく会場

初めて行く人は、かなりキツいと感じるかもしれませんね。自分は何回も足を運んでるんでなんともないんですが…

松山市の中心に屋根付きの25000人くらい収容できるサッカー場

作ってもらいたいですね

自分は野球よりも断然サッカー派ということもありますが・・・

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