高橋浩由の「スポーツ素敵に隠し味」

2019年12月25日(水)

千住博展 

令和元年がまもなく終わりますね。

「改元」という歴史的な節目に晴れがましさを覚えたり、

特別変わらぬ日常に、こんなものかと足元を見つめたり。

朝日が昇り、夕日が沈む。

月が満ちて、欠けていく。

「ふつう」が落ち葉のように降り積もっていく。


そんな心模様で訪れた愛媛県美術館 

「千住博展」
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白い水が上から下へ流れている。

流れによって、空気を感じる。

水面にぶつかり無数の飛沫が舞う。

視界いっぱいに広がり、やがて轟音がとどろき始める。

朝の滝。

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夜になり、月がでる。

闇の中に浮かびあがる滝は、青白くまぶしい。

水は変わらず上から下へ。

空気をまとい、飛沫が舞い上がり、轟音が響きわたる。



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難しいことを、分かりやすく。

これは人にやさしい。


ただ・・・

一見、分かりやすいことの向こうににじむ

複雑な事情や情念。

なぜか人は、これに惹かれる。



目の前に広がる青白い滝。

ただただ轟々と流れ落ちている。


「千住博展」 愛媛県美術館

2020年1月19日まで開催





























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