それは「三好優作」選手
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愛媛のラグビー界は今、各年代で盛り上がっていますよ。
特に「高校ラグビー」界は大混戦で、上位4つは実力伯仲。
選手もコーチも監督も大変ですが、見るなら今です。
私が高校ラグビーの花園予選の決勝を
初めて実況中継したのが、96年。
以来、去年11月の「北条vs三島」戦まで、20年連続で担当させていただきました。
その間、数々のドラマもありましたが、
実は愛媛大会の決勝は接戦が本当に多いんです。
ラグビーは競技の特性から、番狂わせの少ないスポーツと言われています。
実力差がそのまま結果に表れることが多いですよね。
しかし、愛媛、なかでも高校生の花園予選では
準決勝までの戦いぶりと決勝戦の戦いぶりが、いい意味で一致しないことが多いのです。
この20年でも1トライ1ゴールの7点差以内の試合どころか、
1トライ5点差以内、さらに直近などは「2年連続2点差!ゲーム」
ノーサイドの笛が鳴る瞬間まで、勝負の行方が全く分からず、
「長いシーズンを締めくくるキックはゴールをそれた・・・」という
松任谷由美の名曲 「ノーサイド」を地で行く試合が
「リアル」に繰り広げられています。
これは全国的に見ても屈指の混戦状態で、
テレビ中継させていただく立場としてはもう、「感謝」しかありません!
高校ラガーマンのみなさん、本当に「ナイスファイトです!!」
2月11日(祝)に、愛媛県高校ラグビー新人大会の決勝戦がありました。
3年生が引退し、新チームで迎える2016シーズン最初の腕試しの大会です。
日差しやわらかな冬晴れに恵まれた県総合運動公園球技場、
決勝の舞台に勝ち上がってきたのは「松山聖陵」と「三島」でした。
この両チーム、去年11月の花園予選では非常に悔しい思いをしました。
準決勝 「松山聖陵」24-24北条 引き分け、抽選の結果北条が決勝進出。
決 勝 「三島」29-31北条 サヨナラ逆転コンバージョンキックを決め北条が優勝。
あれから2か月半が過ぎ、新人大会の決勝戦。
双方の1、2年生たちは、引退した3年生たちの思いを胸に60分間、頑張りました。
ただ、この時点では、「松山聖陵フィフティーン」が圧倒的な力を発揮しました。
松山聖陵は、まず個々の当たりの強さで接点の攻防を制し、
FWとBKの連動もスムーズ。
ハンドリングミスもほとんどありませんでした。
その躍進のカギを握っている一人の選手がいます。
「三好優作」キャプテンです。
去年8月にはU17日本代表メンバーとして国際試合も経験。
日本の3戦全勝に貢献しました。
とにかく、ボールを持てば相手DFを2、3人吹っ飛ばすその突進力は
「すごい」の一言。
さらに、アタックラインに三好選手がいるだけで相手DFを引き付けられるので
三好選手の周りにはスペースが出来やすく、味方のトライにもつながっています。
まさに圧倒的な存在感―
しかし、フィジカル面の強さだけではないのが三好選手のすごい所。
「桜のジャージ」を身にまとい世界を相手にできるメンタリティは
いったいどこから来るのでしょうか。
それは11日(祝)18:15から始まる「Nスタキャッチあい」で・・・
あ、見てない? 見逃した?
残念ですね~
それならば、ぜひ今年は、球技場でお会いしましょう。
ワールドカップでラグビー観戦に目覚めた方にも、
ぜひ一度、目に焼き付けておいて欲しい選手です!
(優勝を決めて、スタンドの応援団にお礼の言葉を述べる三好優作主将)
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愛媛県新人大会決勝 優勝 松山聖陵 62-5 三島
2月19日、20日の四国大会では
Aブロック代表が「松山聖陵」、Bブロック代表が「三島」です。