銀輪通信 ~独り言~
最近、また坂を上り始めました。
秋は全く上れませんでした。
深夜に食事をとる生活が続いていました。
坂を上ろうという気持ちになりませんでした。
11月下旬「ツールドひじかわ あらし編」に参加しました。
仕事の山の谷間、純粋に楽しむつもりでした。
とんでもありませんでした。
大洲の道の駅「あさもや」を出発して
肱川沿いは快適に走れました。
ところが山岳コースに入った途端に足が止まりました。
90キロに及ぶ変化に富んだ楽しいはずのコースを
全く満喫できませんでした。
実は8月末の「石鎚山ヒルクライム」以降、
3か月ほど坂を上ってませんでした。
4年程かけて積み上げてきた物が無に帰す怖さを知りました。
練習しないと楽しむことさえできなくなる事に直面しました。
練習しないで楽しむという虫のいい話はありませんでした。
そんな時、こんな言葉と出会いました。
仕事じゃないんだから、真面目にやれ―
最近、また坂を上り始めています。
ゼロスタートです。
でも「ゼロ」な自分を素直に受け止めています。
飾るものがなにもない身軽さも堪能しています。
今、とても楽しい時間を過ごしています。