高橋浩由の「スポーツ素敵に隠し味」

2013年5月29日(水)

ガンバ大阪を支えるもの

ガンバ大阪が来て

ニンジニアスタジアムに1万人が集まって

駐車場が混んで

濃密な半日が過ぎた。

 

90分の試合時間はもちろん

試合前後における碧いうねり全体が

橙色文化を刺激し続けた。

 

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電光掲示板側、ガンバサポーター席への通路。

この横断幕を選手が見ることはない。

サポーターが自らに課したテーマ・・・

 

声を枯らし、旗を振る、跳ねるだけでなく

時に選手を叱咤激励するために

「鬼」になる決意を固めるのだろう。

 

チーム愛―

 

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試合開始1時間前のガンバのゴール裏。

静かだが、熱い。

 

 

 

 

2013年5月16日(木)

ヒルクライム ~初夏編~

新緑の季節ですね。

 

こちらは、西日本最高峰「石鎚山」へ向かう爽快な道。

 

石鎚スカイラインです。

 

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自転車で走ると、爽快さは何倍にもなりますよ。

 

 

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辿り着いた所は、

石鎚山登山道入口にある「土小屋」。

標高1492メートル。

ずばり「いよのくに」...覚えやすいですね。

 

 

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空気もピリッとするなか、

初夏の日差しを浴びてのヒルクライム。

苦しいながらも、達成感は最高でした。

 

 

 

2013年5月15日(水)

猛虎打線を支える「105番」

プロ野球四国初の3連戦。

 

こちらはJR市坪駅の様子です。

通称「の・ボール駅」

もちろん正岡子規にちなんでのものですが、

小さな駅が大混雑!

 

それでも、なにか嬉しくなる光景でした。

 

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それにしても、

「強い阪神」の勢いそのままの3日間でしたね。

 

メッセンジャーの完封劇にうなり、

岩村明憲の4三振に人生を感じ、

鳥谷のシュアな打撃に基本の大切さを噛みしめ、

筒井和也の成長ぶりに目を細め

バレンティンの規格外のパワーに圧倒され

新井の豪快な一発に松山との相性の良さを再確認しました。

 

そんな中・・・

試合前のマウンドで「めった打ち」にあっている

投手がひとり・・・

 

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背番号は「105」番。

阪神のバッティング練習で打撃投手を務めていたのが

 

 

「小山内大和さん」

 

 

元愛媛マンダリンパイレーツのピッチャーです。

 

2005年から3シーズンプレーし、

抜群の制球力と90キロ台のスローカーブを駆使しながら

バッターを手玉に取っていた姿は痛快そのものでした。

 

一見、「寡黙」に見えるその佇まいも

「芯の強さ」の裏返しで、

愛媛を離れた後も、富山サンダーバーズで現役を続け、

2008年には、北陸の独立リーグ「BCリーグ」で

最優秀防御率、最多勝、シーズンMVPにも選ばれるなど

自身の信念に基づき投球術に磨きをかけていたと聞きます。

 

翌年までプレーし、

2010年から阪神の打撃投手に転身した

小山内大和投手。

 

NPB選手という夢は叶わなかったものの

今、「猛虎打線」を間違いなく支えている「105番」は

以前にも増して、

投球フォームが大きく、大きく見えました。

 

 

「最近、パイレーツはどうですか?」

 

―みんな頑張ってるよ。

 

「来年、10年目ですね」

 

 そう一言つぶやいた「大和さん」は

ネット越しに、クールに微笑んでいました。

 

 

2013年5月 1日(水)

最強男復活!村上幸史

本当に驚いた。

正直ピークを過ぎたと思っていた。

とんでもなかった。

 

そんな思いを抱えながら

コーチの浜元一馬さんに話をお聞きした。

 

とても嬉しそうだった。

私も嬉しかった。

 

「85m96」

 

ついに村上幸史選手が85メートルの壁を越えた。

これまで費やしてきた気の遠くなるような時間全てが

報われた瞬間だっただろう。

 

ロンドンオリンピックでは

屈辱の予選落ちどころか

ディーン元気というアップカマーの

引き立て役にも甘んじた。

 

しかし村上選手は常々語っている。

 

「やり投げは単純。ルールも単純。強い者が勝つ。

 そんなやり投げが僕は大好きですからね」

 

 

浜元コーチに尋ねた。

―なぜ記録が出たんですか

 

「生活が規則正しくなったんですよ」

 

聞けば、村上選手はこの春から

母校、日本大学文理学部の准教授として

教壇に立っているという。

 

「火曜日から金曜日までに9コマ持っとるんですよ。

 だから練習時間が減った分、練習の質を高めていると

 本人も言ってました。

 それが良かったんじゃないですかね」

 

そしてさらに・・・

 

「周りの関係者みんなが『リラックスしてたのがよかった』  

 と話しとるんですよ。

 私が朝見たときは、80m位だと思ったんですがね」 

 

 

 

2013年4月29日。

陸上の織田記念国際、男子やり投げで

上島町生名島出身、村上幸史選手が

日本歴代2位の記録で優勝。

 

3投目に描かれた放物線は、

自己ベスト更新の「85m96」

 

周囲の雑音などよそに、粛々と準備を進めてきた村上。

その静かなる闘志と執念を

今、彼の目の前に座る学生たちは肌で学んでいる。

 

 

「継続は力なり」

 

 

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(この当時の自己ベストは83m10

 この大会では国内ベストの82m41で2位...)

 

 

 

私もブログを引退したわけではなかった・・・

 

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