高橋浩由の「スポーツ素敵に隠し味」

2010年01月20日(水)

期待する前に。

「まずはみんなが、いい環境を作ってあげる。

 

  彼にとっても居心地にいい所にするというのが

 

          彼にとってのいいことだと思う」

 

 

(2010年1月15日 愛媛FC 初練習後のインタビューで)

 

s-福田.jpg 

       (世界を相手にしてきた福田健二選手)

 

 

愛媛FC、今シーズン注目度№1の「福田健二」選手。

小生が、イングランド・プレミアリーガーの大型ボランチ

「MFドウグラス・リナルディ選手」に対しての

コメントを求めるとこう一言。

 

『大いに期待してます』・・・的なコメントを予想していた小生でしたが

浅かったと反省―

 

「結果」を出すことで世界と渡り合ってきた「ストライカー」福田選手。

「新加入選手」が活躍するために必要なことは

「受け入れ側」の体制作り、周りが「お膳立て」をする意識。

それが結果的に自分の良さを引き出すことに繋がっていくと説く。

 

それはおそらく「サッカーだけの話」ではない。

2010年01月11日(月)

「締め切り」の力

 

新年最初のお題は「締め切り」。

 

「締め切り」という言葉を聞いて―

胃が痛くなる人もいるかもしれません。

「かえってヤル気が出ます」っていう人もいるでしょう。

 

いずれにしても、人が何かを成す時には、

全て「締め切り」から始まるのではないかと思うのです。

 

「締め切り」が決まると人間は大きく2種類に分かれますね。

・計画的に事を進める人

・ギリギリになって一気にやる人

どちらがいいのか。永遠のテーマです。

 

我が家を襲った今年最初の「締め切り」は、まず1月8日(金)でした。

小学校の3学期の登校日・・・と同時に、

「宿題提出」の締め切り日です。

 

s-カレンダー.jpg

 

1年生と3年生の娘は、年に1度の夜更かしを満喫しながら

 

「紅白で びっくりしたよ メガ幸子

 

・・・などと、一句詠んでいた頃までは

気持ちにも余裕があったようですが・・・

2010年突入後は「第2のカウントダウン」が始まったようで

表情も次第に険しさを増していきました。

 

ただ、人を巻き込む技にも長けていた2人は

結局、何事もなかったかのように「締め切り日」をクリアしました。

でも、その最後の追い込みこそ

ヒトの可能性を広げてくれる最たるものですよね。

 

例えば「高校野球」のように―

 

新チームがスタートする夏。

秋の県大会という「締め切り」に向かって

高校球児たちは、一度「死にます」。

というと大袈裟かもしれませんが、

自分の限界を越え、殻を破り、可能性に気づき、「強く」なります。

しかし本人たちは知っているんですね。

 

負けても、まだ先があることを―

春の県大会、地区大会、そして「春のセンバツ」は通過点であることを。

 

「夏の県大会」。

 

やはりそれが高校球児としての1年間の「締め切り」でしょう。

 

s-開会式.jpg

春から夏の成長は、秋から冬以上です。

それは「技術の追求」のみに没頭していた者の意識が、

突然「周囲の存在」に気づき「日々の意味」を問い始めるからです。

 

やはり最後の追い込みで「技術」に「精神」が追いつくと

「伸びる」のでしょうね。

 

では、締め切りのスパンが「4年間」だったら―

 

「バンクーバーオリンピック」まであと1ヶ月です。

注目は、スノーボードハーフパイプの「青野 令」選手です。

 

トリノ五輪には出場していません。

しかし当時テレビの前では、もう4年後の戦いが始まっていました。

その成長は順調でした。

 

高校1年の時、ワールドカップで種目別の年間王者になり、

クリスタルトロフィーを手にしました。

2年後の今年1月には韓国での世界選手権で初優勝。

そして2度目のワールドカップ年間王者にも輝き、

バンクーバーでの「メダル候補筆頭」に躍り出ました。

 

ところが―

 

去年8月、ニュージーランドで行われた

「オリンピックシーズン」のワールドカップ開幕戦。

優勝は、アメリカの「ショーン・ホワイト」。

見たこともないような縦回転の大技を成功させました。

 

青野選手は、風にあおられ転倒。

結果は散々でしたが自分のこと以上に

世界の変貌ぶりは衝撃的だったことでしょう。

 

s-青野成績.jpg 

(優勝はS.ホワイト 青野選手は7位)

 

 

 

「ダブル・コーク」=縦2回転の大技

 

オリンピックイヤーに入り、突然目の前に現れた大きな壁。

世界のレベルは一気に上がりました。

 

「オリンピック前になると、

こうやってみんな技のレベルを上げてくるんだなって」

 

青野選手の口からこぼれた一言に、私たちも現実を理解しました。

 

しかしその時点でオリンピックまで半年。

それだけの時間を残して大技を披露してしまったことが

「ショーン・ホワイト」に吉とでるか、凶とでるか。

現にアメリカの有力選手の1人が

「ダブル・コーク」の練習中に頭を強打し重体になったように

なりふり構わぬ猛追劇が世界各地で行われていることは

想像に難くありません。

 

そして、青野令選手。

「シーズンオフ無し」アクロス重信をベースに

現在は今季3度目の海外合宿で新たな技の開発に取り組む中、

ここから何を起こすのでしょうか。

 

「締め切り」まであと1ヶ月―

 

「勝つために、最後の最後まで考え抜く覚悟」があるかどうか。

 

それが、これまでの華やかな戦績を

  「栄光への複線」に昇華させるために必要なことであり

       自分の滑りをすることに繋がるのかもしれませんね。

 

s-青野色紙.jpg

(2010年 年頭に一筆)

 

 

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