サッカーとスイカ
(庭のスイカ 植え付け1週間後) 愛媛FCが8位で第1クールを折り返した。
「登録人数Jリーグ最少」という事実は
当初、マイナス面にしか映らなかった。
しかし現状、結果は逆に出た。
ケガの発生率などを考えれば
チーム運営に不安はつきない。
事実、確実に?けが人は出ている。
きのうもアライールの骨折が発表されたばかりだ。
しかし次から次へとやってくる試合を前に
現場はかなりのプラス思考でないと
やってられないと思う。
事実、キャプテン三上選手の言葉はシンプルだ。
「今、いるメンバーで出来る限りのことをやるだけです」
達観しているようだがそれは違う。
事実をまっすぐ見つめている。
それ以上どうしろというのか。
逆に、とても力強い言葉に感じる。
実際、そのプラス思考に支えられたチームは
7試合連続白星なしの時期に、
マイナス思考に陥ることなく多くを学んだ。
そして第1クールを3連勝で締めくくり8位につけた。
あっぱれな展開だ。
「あいつがいなくなったらいいパスが来なくなる・・・」
それなら、自分からパスをもらいに動けばいいではないか。
「あいつがいなくなったら攻撃にタメがなくなるかも」
それなら、中盤省略しても単調な攻撃になっても
FWが飛び出してみればいいではないか。
現状こそ現実であり、
わざわざ以前の状況と比較して今を嘆くよりも
「変化し続ける現状に対処し続けること」こそ
成長であり、勝利への近道なのでは―
サッカーも、そして企業も。
我が家の庭で地を這い始めた
スイカの茎を眺めながら
そう感じた初夏の午後だった。
(去年8月 庭のスイカ 約20個収穫)