戦後75年
シリーズ 戦後75年 記憶をつなぐ
今週12日~14日の3日間にわたってお送りした
ご覧いただけましたでしょうか
私は13日放送の回のディレクターを務めました
佐田岬半島のほぼ中央に位置する 伊方町三机
穏やかな海のそばにたたずむ慰霊碑
1941年12月8日 太平洋戦争の口火をきった
真珠湾攻撃で戦死した9人の慰霊碑です
当時、海軍が開発を進めていた特殊潜航艇
その極秘の訓練地が、伊方町三机でした
真っ暗な海の中で攻撃に備え、
日々訓練を重ねた若者たち
この町に残された資料を見つめると
彼らの息遣いを感じます
"命"を感じるからこそ
学校で学び、
友人たちと将来の夢を描き...という姿が
戦後の時代を生きる私たちにとって、
どこか当たり前にも感じていなかっただろうか
今、穏やかな海を見つめていると
突き付けられるような感覚がします
「戦争に やっていい戦争なんてない」
九軍神の慰霊碑を守り
三机の歴史を語り続ける井上宮司が
地元の中学生たちに力強く伝えていた言葉です
当時を知る人が少なくなる中、
当時を知らない私たちが
次の世代にどう語り継いでいくのか
この責任と使命は 本当に大きいです