愛といのちのスペシャル
ブログの更新がすっかり滞ってしまっていました。
今月27日(土)に放送されました
「愛といのちのスペシャル2018」、ご覧いただけましたでしょうか。
私はディレクターとして、野村保育所の取材を担当させていただきました。
野村保育所では被災後、定期的な避難訓練に加えて
毎月1日を防災の日に定めて、災害に関する絵本を読み聞かせたり、
自分の命を守るためにできる工夫などをイラストで学んだりする機会を増やしたそうです。
先生 「みんなの大好きな野村保育所はどうなったっけ?」
子供たち 「水に流されて壊れた」
この会話に、取材のメモを取っていた私の手は止まりました。
あまりにもストレートな言葉のやりとりに驚くとともに、
被災を乗り越えようとする子供たちの姿を見つめ続けてきたからこその
先生たちの想いが込められていることに、胸が締め付けられました。
災害はいつどこで起きるのかわかりません。
現に7月の豪雨の後も、台風や地震など各地で災害が相次ぎ、
大人の話を聞いたり、ニュースを見たりして、子供たちは子供たちなりに情報を得ています。
また雨が降って木々が生い茂り、川の水が透き通り、
その自然の中で魚や昆虫たちが、いきいきと過ごす様子も見てきています。
自然を正しく理解して、災害を正しく恐れる。
子供の成長に合わせて、わかりやすい言葉でわかりやすく伝える。
当たり前のように聞こえるかもしれませんが、それがなかなか難しいんだということは、
私自身も日々の子育ての中で痛感しています。
自分で自分の命を守るために、今、できることは何か。
家族や友人、近所の人同士で、今、始められることは何か。
1人でも多くの人が命についてじっくりと考える機会になっていれば幸いです。