
「まずはみんなが、いい環境を作ってあげる。
彼にとっても居心地にいい所にするというのが
彼にとってのいいことだと思う」
(2010年1月15日 愛媛FC 初練習後のインタビューで)
(世界を相手にしてきた福田健二選手)
愛媛FC、今シーズン注目度№1の「福田健二」選手。
小生が、イングランド・プレミアリーガーの大型ボランチ
「MFドウグラス・リナルディ選手」に対しての
コメントを求めるとこう一言。
『大いに期待してます』・・・的なコメントを予想していた小生でしたが
浅かったと反省―
「結果」を出すことで世界と渡り合ってきた「ストライカー」福田選手。
「新加入選手」が活躍するために必要なことは
「受け入れ側」の体制作り、周りが「お膳立て」をする意識。
それが結果的に自分の良さを引き出すことに繋がっていくと説く。
それはおそらく「サッカーだけの話」ではない。
新年最初のお題は「締め切り」。
「締め切り」という言葉を聞いて―
胃が痛くなる人もいるかもしれません。
「かえってヤル気が出ます」っていう人もいるでしょう。
いずれにしても、人が何かを成す時には、
全て「締め切り」から始まるのではないかと思うのです。
「締め切り」が決まると人間は大きく2種類に分かれますね。
・計画的に事を進める人
・ギリギリになって一気にやる人
どちらがいいのか。永遠のテーマです。
我が家を襲った今年最初の「締め切り」は、まず1月8日(金)でした。
小学校の3学期の登校日・・・と同時に、
「宿題提出」の締め切り日です。
1年生と3年生の娘は、年に1度の夜更かしを満喫しながら
「紅白で びっくりしたよ メガ幸子」
・・・などと、一句詠んでいた頃までは
気持ちにも余裕があったようですが・・・
2010年突入後は「第2のカウントダウン」が始まったようで
表情も次第に険しさを増していきました。
ただ、人を巻き込む技にも長けていた2人は
結局、何事もなかったかのように「締め切り日」をクリアしました。
でも、その最後の追い込みこそ
ヒトの可能性を広げてくれる最たるものですよね。
例えば「高校野球」のように―
新チームがスタートする夏。
秋の県大会という「締め切り」に向かって
高校球児たちは、一度「死にます」。
というと大袈裟かもしれませんが、
自分の限界を越え、殻を破り、可能性に気づき、「強く」なります。
しかし本人たちは知っているんですね。
負けても、まだ先があることを―
春の県大会、地区大会、そして「春のセンバツ」は通過点であることを。
「夏の県大会」。
やはりそれが高校球児としての1年間の「締め切り」でしょう。
春から夏の成長は、秋から冬以上です。
それは「技術の追求」のみに没頭していた者の意識が、
突然「周囲の存在」に気づき「日々の意味」を問い始めるからです。
やはり最後の追い込みで「技術」に「精神」が追いつくと
「伸びる」のでしょうね。
では、締め切りのスパンが「4年間」だったら―
「バンクーバーオリンピック」まであと1ヶ月です。
注目は、スノーボードハーフパイプの「青野 令」選手です。
トリノ五輪には出場していません。
しかし当時テレビの前では、もう4年後の戦いが始まっていました。
その成長は順調でした。
高校1年の時、ワールドカップで種目別の年間王者になり、
クリスタルトロフィーを手にしました。
2年後の今年1月には韓国での世界選手権で初優勝。
そして2度目のワールドカップ年間王者にも輝き、
バンクーバーでの「メダル候補筆頭」に躍り出ました。
ところが―
去年8月、ニュージーランドで行われた
「オリンピックシーズン」のワールドカップ開幕戦。
優勝は、アメリカの「ショーン・ホワイト」。
見たこともないような縦回転の大技を成功させました。
青野選手は、風にあおられ転倒。
結果は散々でしたが自分のこと以上に
世界の変貌ぶりは衝撃的だったことでしょう。
(優勝はS.ホワイト 青野選手は7位)
「ダブル・コーク」=縦2回転の大技
オリンピックイヤーに入り、突然目の前に現れた大きな壁。
世界のレベルは一気に上がりました。
「オリンピック前になると、
こうやってみんな技のレベルを上げてくるんだなって」
青野選手の口からこぼれた一言に、私たちも現実を理解しました。
しかしその時点でオリンピックまで半年。
それだけの時間を残して大技を披露してしまったことが
「ショーン・ホワイト」に吉とでるか、凶とでるか。
現にアメリカの有力選手の1人が
「ダブル・コーク」の練習中に頭を強打し重体になったように
なりふり構わぬ猛追劇が世界各地で行われていることは
想像に難くありません。
そして、青野令選手。
「シーズンオフ無し」アクロス重信をベースに
現在は今季3度目の海外合宿で新たな技の開発に取り組む中、
ここから何を起こすのでしょうか。
「締め切り」まであと1ヶ月―
「勝つために、最後の最後まで考え抜く覚悟」があるかどうか。
それが、これまでの華やかな戦績を
「栄光への複線」に昇華させるために必要なことであり
自分の滑りをすることに繋がるのかもしれませんね。

(2010年 年頭に一筆)
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